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STRELKA
29.07.2010 (Thu)

ベルラーヘのスタジオメイトだったロシア人のティムと雑談。来年のベルラーヘの入学生に関する話からロシアの建築教育事情に話が飛ぶ。

今年からモスクワに "STRELKA" という新しい建築の学校ができるそうだ。学校といってもベルラーヘ同様に、正規の大学院では無い独自のカリキュラムを持つ機関だという。驚くことに学費は無料で学校が住むところまで提供してくれるらしい。今年は初年度なのだが何かと話題に上がっているようで、なんと40名程度定員のところ400人から500人が出願中だそうだ。

ロシア語は日本人には無視だよという話をすると、学校内は全て英語だという。日本人も留学の対象として考慮に入れることができる。

実はAMOはこの"STRELKA" のカリキュラム作りに関わっている。energy / design / public space / preservation / thinning という五つのテーマから自分のテーマを選び、個人ワークをもとに一年間を過ごす。まだ、はじまっていないので解からないが、最終アウトプットは、建築作品にこだわらず、映画、本、ウェブサイトなどの制作が想定されている、らしい。

残念なことに明日が出願締め切りらしい。まずは今年一年の活動に注目して日本からも今後何人かこの新しいプログラムに参加する方が出てくることを期待したい。

個人的には、いわゆる名門校に安住したくなる気持ちより、こういった新しい革新的なプログラムに挑戦するという心意気を買いたい。

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Top▲ | by murakuni1975 | 2010-07-30 08:44
夕食オーダー
28.07.2010 (Wed)

インターンをはじめて二週間にしてついに本格的な残業。遅くなることがはっきりしている日にはプロジェクトリーダーから夕食オーダーのOKがでる。

山の様にあるデリバリーのパンフレットからピザを選びメンバーの分をオーダーする。一時間くらいのんびり食事休憩、普段は慌しくてゆっくり話しができないプロジェクトリーダーとようやく色々話ができた。

どうやら僕らがやっているプロジェクトはOMAの中でも相当細かなところまでデザインを詰めている物件だということがわかってきた。どうりでものすごい精度でかなりの量の図面を描いているわけだ。

夕食オーダー_d0183261_8145428.jpg


Top▲ | by murakuni1975 | 2010-07-30 08:17
OMAビジネス
27.07.2010 (Tue)

ランチタイムにニューヨークからインターンに来ている大学院生と話をする。彼は建築デザインを学んでいるのだが今OMAでは設計部門ではなくビジネス部門でインターンをしているという。

なぜなのか?初めはビジネスの勉強をしているのかと思っていたが、どうやら建築のデザインを専攻しているらしい。彼によると世界的に活躍しているオフィスがどの様なプロセスを踏んで仕事をとり、どう運営しているのかという点を学びたくあえてビジネス部門でのインターンを選んだという。

もちろんそれは単なる興味というだけではなく、将来自分で事務所を構えたり、もしくは組織に属していたとしても経営について理解を持ち、最終的には経営陣として生き残りたいという長期的なビジョンのもとに生まれたモチベーションである。

しかも、彼は6ヶ月のOMAでのインターンの後は、スイスの会社で設計のポジションでインターンをする事が決まっているという。どこのオフィスか聞いてみると、「H&dM」とつぶやく。OMAの経営法を学びH&dMでデザインを学ぶアメリカの大学院生。何ともしたたかな学生が世界にはいるものだ。

*  *  *

夕方、チームのメンバー5人が集まり現在の図面の進捗状況を確認するミーティングを行う。初めてのミーティング。ようやく他のメンバーを含めて現在の状況がつかめてきた。どうやら週末は作業しないと間に合わない雰囲気になってきた。

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Top▲ | by murakuni1975 | 2010-07-28 07:52
友人
26.07.2010 (Mon)

最近、毎日の様に新しい材料サンプルが届く。おそらくチーム内の誰かが選んで取り寄せているのだと思うが、とにかく世界中から色々な黒い石が集まってくる。
見たことのない材料を見るととってもワクワクしてくる。

*  *  *

帰り、日本で買ってきた土産を渡すために久し振りに友人に会う。この半年友人との繋がりも大切にしたい。


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Top▲ | by murakuni1975 | 2010-07-27 08:49
都市
25.07.2010 (Sun)

二年前にロッテルダムに来てからずっと家族と暮らしてきた。マチに買い物に出かけるにしてもいつも娘のベビーカーを押したり、ちょろちょろ歩き回る娘の手を引いて歩いていた。

家族が日本に帰ってから一人でマチを歩くと全く違った印象を受ける。まず人が避けてくれない。気が付かなかったが、これまでは子供と一緒だったので皆道を譲ってくれていたのだ。今考えるといつも皆がなんとなく前を空けてくれていた。

でも今は違う。30代の男性一人が歩いていて避けてくれる人はいない。誰も僕のことを気にかけてはくれない。むしろこっちがいろんな場面で道を譲ったり避けて歩かなければならないことが多い。何度も人にぶつかりそうになる。そんなこともあり外出して妙に疲れた。

二年間通いなれた同じ場所が全く違う空間に感じられた。空間はモノでなく、やはり意識や出来事で生産されているんだ、ということを身に染みた週末だった。都市を、建築の視点だけで捉えるということはとても一面的な物の見方なのかもしれない。

*  *  *

OMAはその誕生以来、都市の建築を考え続けている。本来OMAは建築を生み出すオフィスではなく、都市に対する何か生み出す組織なのだ。

ということはきっとモノでは生み出しきれない何かをOMAの建物は備えているはずだ。それはなんだろうか?


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Top▲ | by murakuni1975 | 2010-07-27 08:19
INSIDE OUTSIDE
24.07.2010 (Sat)

昨夜ビールを飲みながらの会話で話題に上がった"INSIDE OUTSIDE"について詳しく知りたくてNAiに出かける。

INSIDE OUTSIDEは、アムステルにあるランドスケープとインテリアデザインを手がける事務所でOMAとも多くのコラボレーションを行っている。有名なところだと、ポルトのカサ・ダ・ムジカのカーテンを初めとするインテリアや、シアトルライブラリーの植物柄のカーペットなどがある。

ランドスケープとインテリアという建築に絡む大きいスケールのものと小さいスケールのものを同時に手がけているところが面白い。オフィスのネーミングもダイレクトで好印象だ。

INSIDE OUTSIDEは、Petra Blaisseという女性の事務所である。写真を見るとどうも見覚えがある。そうだ、以前NAiにてコールハースのレクチャを聞きに行き帰り際にサインをもらった時、彼と一緒にいた人だ。その際、彼女とも握手をしたことを思い出した。

とても気さくでエレガントな印象の人だった。彼女の大らかでエレガントな雰囲気を思い出すと、妙にINSIDE OUTSIDEの作風に納得がいった。

*  *  *

OMAは多くのコラボレーターと仕事をしている。構造、設備、インテリア、ランドスケープ、家具、写真、模型など思いつくだけでもどの分野もとてもOMAらしいコラボレーターとの密な連携をもっている。

例えば、OMAの模型の多くを手がけるVincent de Rijk は、彼がまだ無名だった頃コールハースが彼の才能を見出し今に至るまでの関係を築いている。おそらくは多くの場合既に名のある才能とコラボレーションをするというよりも、むしろ自分のことを理解してくれる相手だったり、自分に全く無いものを持っている相手を選び抜いているのだろう。

どんな才能とコラボレーションをするかそれを見出す能力も建築家の重要な才能なのだ。それは決して評判があるから上手く行く相手であるとは限らない。自分との相性などで相手を選ぶ必要がある。コラボレーションは色々な意味で大変だけど、おそらく同時にとても魅力的なものなんだろう。

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Top▲ | by murakuni1975 | 2010-07-25 20:32
材料、検討、ビール
23.07.2010 (Fri)

今週末は先週に比べてもさらにオフィス内が落ち着いている。夏季休暇をとっているスタッフも多いため比較的静かだ。

帰り際に、同じ島に座っていて違うプロジェクトを担当している人と話をする。彼がやっている作業を色々見せてもらう。今現場が始まっている物件で見たことの無い様々な材料見本があちこちに転がっている。

彼は駐車場の照明の配置スタディのため3Dモデルを立ち上げて幾つかのパターンの検討をしている。日本での経験に比べると検討の箇所そして検討のレベルが数段違う。

どうしてその差が生まれるのかに興味がある。一つには時間的、そして人的な余裕があることが一因だと思う。やっていることそのものののレベルというよりも、それをやれる状況があるという事実がレベル差を生んでいる。設計にかけられる期間などといった社会的なシステムの違いがおそらく時間的な余裕を生み、OMAという名のもとに集まる多くのインターンという労働力がその人的な余裕を生んでいるのだと思う。

*  *  *

金曜の夜ということで何人かでチャイナタウンに夕食を食べに行く。その後はバーでビール。OMA内の色々な事情を聞かせてもらう。

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Top▲ | by murakuni1975 | 2010-07-25 19:43
ディテール、ブックレット
22.07.2010 (Thu)

今日でインターンをはじめて一週間。なんとか第一週目を生き延びることができた。だんだんと自分の生活のパターンができてきたのでほっとしている。

今日から備え付け家具のディテールを担当している。色々と参考図面を見せてもらいながら仕事をしているがどの図面もかなりしっかり詰められていて関心する。デザインも図面の精度も申し分ない。

こちらでは工事契約に用いる図面がそのまま施工図として扱われるため、日本でいう施工図レベルの図面を設計事務所が全て作図している。

日本で施工図を描いたことが無いとスタッフに話すを驚かれる。日本では設計事務所でどこまで図面を描くんだ?と聞かれディテールは描くけれど、施工が始まるとゼネコンが再度描き直すのだと説明をしてもどうもすっきりと理解してもらえない。

日本のゼネコンは本当にすばらしいという話をこれまでも良く耳にしたがその理由がなんとなくわかった気がする。

*  *  *

他の物件を担当しているチームの机を覗くと本当に面白い。OMAではプロジェクトの要所要所で資料をまとめて簡単な製本をしている。あちこちにプロジェクトのブックレットが転がっているのでパラパラと見せてもらう。

豊富なダイグラム、模型写真、コラージュを中心に短いセンテンスとともにまとめられている。とても解かりやすく力強くプロジェクトの核心が簡潔にまとめられている。

このコンセプトレベルでの強度と実施設計レベルの徹底した詰めがOMAが生み出す建物のクオリティを生み出している。ほぼ全てのフェーズで妥協の無い徹底した検討が行われているということだ。

この半年間、まずはしばらく実施レベルの勉強をいろいろして、いつかはコンペを初めとするプロジェクトの生まれる段階も経験してみたい。

参考に一般公開されているシアトルライブラリーのブックレットのリンクです。

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Top▲ | by murakuni1975 | 2010-07-23 07:23
Auto CAD
21.07.2010 (Wed)

今日はちょっとした締め切りがあったため、普段より緊迫したムードでテキパキと皆仕事を進めている。最後はものすごい量の図面を皆で手分けして修正していく。

Auto CADを今までの長い間使ってきたが、こんな便利なものもあったのかと驚くような様々なコマンドに毎日の様に出会う。

今までどれだけ自分が限られた知識の組み合わせでCADを操作していたかが良くわかった。違った環境に身を置くとそういった面でも発見があってよい。

ランチタイムに隣あわせた人と話をすると、デルフト工科大学からのインターンだという(オランダ人)。ベルラーヘにはオランダ人がいないという話をするとかなり驚いていた。


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Top▲ | by murakuni1975 | 2010-07-23 06:43
コールハース
20.07.2010 (Tue)

今日からベルラーヘのスタジオメイトだったティムがAMOのメンバーとしてオフィスに加わった。一つ上の学年だった卒業生もインターンをしていて現在三人のベルラーヘ卒業生(僕の在学中に知っているメンバー)がいる。慣れないオフィスに知っている人がいることはとても心強い。

ちなみにOMAの五人のパートナーの内、Reinier de Graafと重松さん はベルラーヘの卒業生。世界中から建築家が集まっているとは言え、やはりオランダの学校とオランダの事務所という繋がりは大きい。

今日はレムがオフィスに来るということで、朝から慌しい雰囲気。彼とのミーティングが必要なグループは準備に追われていた。

しばらくすると真っ青なシャツを着たレムがやってくる。数ヶ月前レクチャの後に少しだけ話をした時の印象とあまりかわりは無いが、外にいるときよりも自分のオフィスなのでよりリラックスしている様子もある。早足でギョロギョロと全体を見渡しながら歩き廻る。画面に向かって図面を描いているだけなのだがなんとなく色々なことを見透かされているような緊張感がある。

先週末、ベネチア建築ビエンナーレの金獅子賞を受賞したというニュースがオフィス内に回っていたが、レムが来た今日も特に変わった様子は無かった。普通ならとんでもないニュースだと思うのだが、色々受賞していると特別騒ぎ立てることでも無いのだろうか。

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Top▲ | by murakuni1975 | 2010-07-21 07:22
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