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キース・ヴァン・ドンゲン
17.10.2010 (Sun)

ロッテルダムのボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館に出かけた。今は20世紀前半にパリやオランダで活動した画家キース・ヴァン・ドンゲン (Kees Van Dongen) の大規模な展覧会が開催されている。

とにかく色がとても美しい。どの色も深く、色と色のコンビネーションがとてもいい。不思議なのだが彼の作品の中には赤く顔が塗られた女性の肖像画がいくつかあった。それなのにそこに描かれている女性はとても上品に見える。

作品もいいのだが、作品を取り巻く環境も良かった。まず、額縁がどれも渋い。作品にとても良く似合ったマテリアルと色で作品が縁取られている。そして展示室の壁も、彼の作品の中に使われているような深い色にペイントされていた。すべての壁面が異なる色に塗られていて、どれもそこにある作品と額縁によくあっていた。

色によってこんなに空間の雰囲気や気持ちが変わるという体験をしたのははじめてだ。

Woman with Black Stockings , 1911
キース・ヴァン・ドンゲン_d0183261_9581643.jpg


Top▲ | by murakuni1975 | 2010-10-21 10:10
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