15.09.2010 (Wed)
今日の昼休みにOMAのスタッフ全員を対象としたセミナーがあったので今まで入ったことの無い一階の大きな部屋に入る。大きな模型が色々と無造作に転がっている。 そのうちの一つにパリ、ラ・デファンスの高層ビルのコンペ案の模型があった。人の背くらいある模型でその素材感と抽象度の加減がすばらしい。ものすごく高精度でつくり込まれたリアルな模型ではない。そのかわりに、そのスケールの模型でしか表現することのできないちょうどいい加減の力の抜き具合が随所に見て取れる。 ミニマルだけど表現力豊かで、雑多でラフだけどシンプル。 先日は、このブログですばらしいダイアグラムは建築の最も強力な表現手段になると書いたが、模型も負けていない。いい模型はものすごく人の目を引くし何か模型を通じて色々な体験ができる。ダイアグラムはアーギュメントを端的に伝えるリプレゼンテーションであるとするなら、模型は体で建築を感じられる唯一のリプレゼンテーションである。 Top▲ |
by murakuni1975
| 2010-09-16 07:40
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ロッテルダムの設計事務所OMAで建築・都市について考える。「人生の夏休み」http://murakuni75.exblog.jpの続編です。
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