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緩い放任主義
06.09.2010 (Mon)

今日は九月に入ってから初めての月曜日ということもあり、かなり沢山の新しいインターンがオフィスにやってきた。僕らのグループにも一人加わり気分一新。

なぜか今、僕の席の周りには北欧出身のインターンが集まっている。そして彼らは皆とても流暢な英語を話す。アジア勢が多かった以前のチームに比べて今回は北欧、オランダ、ドイツのメンバーの中の唯一のアジア人だ。

夜、オフィスの近くのバーに行く。カウンターでビールを飲みながら店のマスターと話す。なぜか言葉についての話題になる。彼は、オランダから北欧圏の人はその他のヨーロッパ諸国に比べて何ヶ国語も話せる人が比較的多いという。

オランダ人である彼は、5歳のときには英語、フランス語をペラペラ話していたらしい。聞いていた僕等は社会システムの整った国ならではの教育システムのせいだろうと想像していたがどうもそうではないらしい。

主な理由はテレビだそうだ。オランダや北欧では母国語の吹き替えや字幕なしでさまざまな番組が放送されている。興味のある番組を見たい子供達は興味に釣られて自然にそして必死に言葉を理解しようとするらしい。

予算が無く、手間が掛けられないため字幕が付けられない。それが結果的に国民の言語能力の向上に役立っている。その人間の本能に訴える緩い放任主義が彼等のような国際人を生んでいる。

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Top▲ | by murakuni1975 | 2010-09-08 08:43
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